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| 野に憩う魚と遊ぶパスポート |
| バスフィッシング |
18.5mm × 23.7mm 全144P ヒロ内藤 著 定価:¥1,260(税込) |
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送料無料 (ただし離島など一部地域はお客様のご負担となる場合もございます。ご了承ください) |
| これはバスフィッシングの基本書である。 — ヒロ内藤 たとえば、バスフィッシングに欠かすことのできないルアーのひとつ「バズベイト」が何に似ているかと聞かれたら、皆さんはなんと答えるだろうか。きっと、さまざまな答えが出てくるだろう。僕がルアーを「疑似餌」と訳さない最大の理由は、ここにある。 「疑似餌」という訳語は「エサに似せたもの」であり、つまりは魚の補食習性を利用して釣るもの、という意味を含んでいる。ところが、バス用ルアーのなかには魚の補食習性以外の要素を多く取り入れているものがある。それはバスの好奇心であったり、防衛本能、競争心、威嚇、あるいは魚食魚であるがゆえの条件反射であったりするのだ。 草食性の魚は満腹になるとエサを摂らないため、釣りという遊びが成立しなくなってしまう。ところが、バスフィッシングでは食性以外の要素を利用して、満腹状態のバスでも釣ることができるのである。 したがって、バスが釣れるかどうかは、アングラーが知識やねらい方を駆使してバスに錯覚を起こさせることができるか否かにかかっている。簡単にいえば、ひとつのルアーに対してより多くの使い方を知れば知るほど、釣果も伸びていくのだ。 こんな情景を想像していただきたい。 ――6月初旬、蒸し暑い日の雨上がり。下流に向かって大きく右にカーブしていく部分に広がる湿地帯が増水し、岸辺の林が冠水して水深が1mを超えるようになってしまった。 林のなかの倒木の横に、クリークチャブ社のウイグルフィッシュという大きなプラグを投げる。すると、静まりかえった水面が盛り上がり、炸裂! 飛び出してきたのはなんと体長が80㎝を超えようという巨大なバスだ。頭のなかは真っ白になり、「切れるなよ」と祈りながら必死にリールを巻き続ける。格闘のすえ、ようやく自分の頭がスッポリ入るような口をしたバスをボートに引き上げた――。 これが、現在に至るまで86年以上も破られたことがない、世界記録のバスが釣られた時の状況といわれている。もちろん、バスフィッシングを始めたアングラー全員がこのような体験ができるわけではない。しかしサイズの違いこそあれ、バスフィッシングを続けていれば、身体の震えが止まらなくなるような素晴らしい魚との出会いが必ず訪れる。 手にしたひとつのルアーで、どうやってバスをねらうのかを自分なりに考え、その努力が実ってさらなる1尾をランディングできた時、そのバスとの出会いは、ずっと先まで語り継ぐことのできる思い出となってくれる。漠然と釣れてしまった1尾ではなく、ねらって釣る1尾によって、バスフィッシングの魅力はさらに深まり、価値が出てくるのだ。 |
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C O N T E N T S 第1章 ブラックバスの基礎知識 |
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