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後編:高野孝広のメジナ釣り道場
堤防実釣編 |
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| キャスティングとコマセワークの精度 午前11時……。SとMはタナを1 mにする。そして、高野さんと同じコマセワークを試みる。 しかし、 左手でうまく寄せエサを打つこと ができない。仕掛けはあさっての 方向に飛んでしまう。さらに右か ら来る潮にミチイトが取られてし まい、ウキがなじみにくい。 「潮上にラインメンディング!」 高野さんの怒声が飛ぶ。 SとMは寄せエサを四方八方に飛び散らし、ポイント周辺はボラ の大群で埋め尽くされた。 「あ〜あ……」と 高野さんが嘆く。 ![]() 寄せエサから 離れた所にある仕掛けを同調させ ようと引けば、付けエサが水面に浮いてボラが食ってしまう。それ でも奮闘を繰り返すうちに、寄せ エサと仕掛けがうまく同調した。 するとSにミチイトが走るほどのアタリが来た。トルクフルな引き、
メジナだ。最後まで粘り強い抵抗を見せて上がってきたのは 25cmのクチブトメジナ。ハリは上アゴに ガッチリと掛かっている。タナが合っている証拠だ。
仕掛けと寄せエサを同調させ、 魚のいるタナに合わせる。これが メジナ釣りの基本中の基本。それ がうまく行けば、魚が掛かる確率は高い。険しい顔をした高野さん の顔が、ようやく緩んだ。それにし てもコッパメジナを釣るのにこれだけ苦労するとは、どこまでヘボ なのだろうか。そして、Mの釣果はいかに……。 ここでしばし昼食タイム。新官港に高野さんが出前を頼んでくれた。 ![]() 高野 キミたちはキャスティングと コマセワークの精度が決定的に足 りないね。 M どうすればうまくなるのでし ょうか? 高野 ひたすら練習あるのみ。俺 も昔はヒシャクが右持ち、リール は右巻き、それをすべて直したん だから。 S 寄せエサを正確に打つために具体的にどんな練習をされたんですか? 高野 砂浜の波打ち際に棒を立てて、濡れた砂をヒシャクですくって棒に当てる(笑)。 はたから見たらさぞかしおかしい人に見 られただろうね。 M やっぱり釣りは 頭で思い描いても身体がばらばらでうまくいかない。理屈が分かっていても、いざ釣り場に立つと何も分からなくなります。 高野 最初は誰だってそうなんだ よ。経験が大事、でもしっかり考 えながら釣らなければ何にも変わ らない。 S Mさん、人間、努力と向上心ッスよ。 M お前に言われたかないわな。
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| ノリエサの実力 午後3時。本来なら 30cmオーバ ーを釣るという目的だったが、そんなことよりも基礎の基礎がまるでなっていないSとM。寄せエサを打つ練習、キャストの練習を繰り返しているうちに陽はいつの間にか傾いていた。 そこで高野さんが提案。ここ新官港で最も高確率で良型が釣れるというノリエサを使って、一発大ものねらいにしぼろうと相成った。つい3日前にもノリエサで47cmが上がったとか。 ノリは港のスロープにびっしりと生えている。やわらかい新芽を拾うことがキモである。硬く、しかも広がったようなものは食いが悪い。また白っぽく見えるものは古いノリだ。
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| 大ものの到来を待ったのだが、
結局アタリなし……。 この日は前日の雨の影響で水潮が入り、いい条件ではなかったと高野さんは言う。 ヘボ2人のメジナ道場、次回はいよいよ沖磯に釣行する。 目標はズバリ40 cm!!(無謀?) |
Coming Soon!! NEXT▶▶▶後編:高野さん実釣編 |